DR-DOS のインストール (24/25)
【8.その他の変更】
前頁までのインストール作業で、DR-ROSはエラーなどは有りますが、稼働させる事が出来ました。しかし、やはりエラーは消したいです。そこでエラーが1つと警告が1つ出ていましたがそれを消す方法を以下に示します。
但し、この方法はDR-DOSが持っている機能をフルで稼働させるモノではありません。その前提で参考にして下さい。また、これに関する詳細な情報提供はしません。理由は難しすぎるし、あくまでもインストールまでを解説する事がこのページの本題だからです。
■① 以下のエラーを消す方法
DPMS 1.44 Copyriht (c) 1992, 1997 Caldera, Inc. All rights reserved.
DPMS: No VCPI driver present, or error initialisting VCPI.
これはConfig.sysファイルの
DEVICE=C:¥DRDOS¥DPMS.EXE
を
rem DEVICE=C:¥DRDOS¥DPMS.EXE
にすれば無くなります。つまりコメント化して読み込まない様にします。
DPMS.EXEはDMPI対応のメモリ・マネージャです。コンベンショナル・メモリの消費を抑える機能を持っていますが、EMM386.EXEドライバーを使って無いのか、エラーになるみたいです。
■② 以下の警告を消す方法
Warnig: No memory manager found.
It is recommented that you load the memory manager (HIMEM.SYS or EMM386.EXE)
before loading NWCache.
AUTOEXEC.BATファイルの
NWCACHE 7670 1024 /LEND=ON /DELAY=OFF
を
rem NWCACHE 7670 1024 /LEND=ON /DELAY=OFF
にすれば無くなります。つまりコメント化してロードしない様にします。
NWCACHE.EXEはディスク・キャッシュの常駐プログラムです。今はディスクアクセスも早いので無くても問題は無いでしょう。
■③ 上記の①と②を行った結果は
となります。すっきりとDR-DOSが起動しました。メモリの状態を見てみました。
※コマンド「mem」を使用しました。 「mem /A | more」で詳細なメモリ情報が表示出来ます。
約32Mバイトのメモリを認識しています。仮想マシンで設定したサイズと同じです。
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Comment
あくまでもインストールまでを解説する事がこのページの本題だからです。
インストールが主目的であればいいのですが、例えば作った環境で昔のDOSゲームをしたいとか日本語を表示入力していく為には、メモリマネージャの部分は重要なので避けて通れないと思います
エラーが出る機能をどんどんコメントアウトしていくと最後はcommand.comだけになってしまうような…
ちなみに私の設定もHIMEM.SYSが使えているくらいで細かい設定はまだいじっていませんがコンベンショナルメモリは600kくらい確保出来ています。
いろいろ横から口をだしてすいません。これからも頑張って下さい
サポーターさん。
DOSのメモリ管理はやはり難しいです。
EMM386.EXEが使えないのはちょっと苦しいですネ。
この手の問題に触れると底無し沼になってしまうので、後は他のサイトの立派な解説に譲るつもりです。
コメント、有難うございました。