バーチャル ハードディスクの圧縮方法 (1/8)
Virtual PC 2007で仮想OSを長期稼働させているとその仮想OSが使っている可変長サイズのバーチャル ハードディスクのファイルサイズが増えていきます。可変長バーチャル ハードディスク内のファイルを削除してもサイズは決して変わりません。サイズを小さくするには、付属ユーティリティを使って圧縮するしか方法はありません。
なお、ここで言う圧縮とは通常のファイルの圧縮(※lzh,ZIP,rar,・・・)とは違います。使っていない空き領域を無くす事です。Virtual PC 2007で扱うバーチャル ハードディスクの圧縮とは、この事を意味します。空き領域を削除してファイルが存在するだけのバーチャル ハードディスクを作成する事をいいます。そしてバーチャル ハードディスクのファイルサイズを小さくします。ピンと来ないと思いますが、この作業の途中でそれぞれの作業内容の詳細を解説しています。それで理解出来ると思います。
少し手間と時間が掛かりますが、圧縮の作業内容は大きく以下の6つに分かれて行います。
- Virtual PC 2007の起動と設定変更
- 不要ファイルの削除
- バーチャル ハードディスクのデフラグ
- バーチャル ディスクの空き領域に0を書き込む ※付属専用ツールを使用
- バーチャル ハードディスク ファイルの圧縮 ※ココで圧縮
- 動作確認と後処理
なお、この作業手順の詳細に関しては作業途中で、随時解説して行きたいと思っています。
【1.Virtual PC 2007の起動と設定変更】
まずはVirtual PC 2007の起動です。そして作業全体をスムーズに行う為の前処理を先に行います。
▼① Virtual PC 2007を起動します。
▼② 該当する仮想OSのバーチャル ハードディスクの設定で「復元ディスク」がオフになっていれば、次の「2.不要ファイルの削除」こスキップして下さい。オンの時は該当の仮想OSを選択し、「設定(T)」ボタンをクリックします。
▼③ 画面左側の「復元ディスク」をクリックします。そして、画面右上の「復元ディスクを有効にする(E)」をチェックオフにします。最後に「OK」ボタンをクリックします。
【2.不要ファイルの削除】
どうせ圧縮を行うのならば事前に不要ファイルを削除してから圧縮を行いましょう。作業時間の節約にもなります。この作業は必須ではありませんが、是非やって下さい。
アクセサリの「クリーンアップ」アプリケーションを使います。もちろん不要なプログラムや不要なファイルは手動で削除して下さい。
但し、ファイルを削除しても可変長バーチャル ハードディスクのサイズは全く減りません。未使用領域として残るだけです。またこの作業により可変長バーチャル ハードディスクのサイズが数MB増えるかもしれませんが、問題は有りません。(※これはVirtusl PC 2007の仕様) この点は勘違いをしない様にして下さい。理由はもう少し後で判ります。
▼① 該当する仮想OSを選択して「起動(S)」ボタンをクリックします。
▼② 仮想OSが起動したら、(※WindowsXPの場合)画面のメニューから、[スタート] -> [すべてのプログラム(P)] -> [アクセサリ] -> [システム ツール] -> [ディスク クリーンアップ] を選択クリップします。
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